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HERE ARE THE ARCHITECTURAL WORKS DESIGNED BY
CONTAINER DESIGN TAKANOBU KISHIMOTO
IN MANY PARTS OF JAPAN.

扶桑町の植物と暮らす家

2025年03月28日

植物と暮らす家

植物好きなご主人。
本好きな奥さま。

ご主人の夢が叶うなら、どんな家でもいい。
打ち合わせの中で、そんな言葉が印象的だった。

敷地は愛知県丹羽郡にある旗竿地。
周囲を住宅に囲まれながらも、南側には田畑が広がる、少し特殊な環境だった。

閉じれば落ち着く。
開けば景色と光が入る。

ただ、その“開く”は同時に、周囲からの視線や環境の干渉も受け入れることになる。

この住宅では、その境界を単純な壁やカーテンで処理するのではなく、植物が暮らす場所そのものを中間領域として計画した。

2階には、植物が光の中で育つ場所を。
その1階には、家族が自由に使える軒下的な土間空間を。

植物のための環境と、人が心地よく暮らす環境。
それぞれを分けるのではなく、同じ空間の中でどう共存させるかを考えている。

植物が暮らす場所と、人が暮らす土間空間は、視線や日射、風を調整しながら、屋内と屋外の間をゆるやかに繋ぐ中間領域となっている。

その場所で、子供たちは家の中にいながら外遊びを楽しみ、奥さまは読書をし、その横でご主人は植物の手入れをする。

それぞれが好きな時間を過ごしながらも、家族の気配を近くに感じられる。

建築を強く閉じるのではなく、環境との関係を少しずつ整えていく。

植物を通して、家族の距離感をゆるやかに繋ぐ住まいとなった。

 

■建築地  :愛知県丹羽郡
■用途   :住居
■構造・規模:木造2階建て
■敷地面積 :278.81 m2
■建築面積 : 56.10 m2
■延べ床面積:109.76 m2
■1階床面積 : 56.14 m2
■2階床面積 : 53.62 m2
■外壁   :ガルバリウム鋼鈑、ポリカーボネート
■屋根   :ガルバリウム鋼鈑
■内部床  :アカシア、モルタル
■内部壁  :EP塗装
■内部天井 :EP塗装
■撮影   :冨田英次