container design
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HERE ARE THE ARCHITECTURAL WORKS DESIGNED BY
CONTAINER DESIGN TAKANOBU KISHIMOTO
IN MANY PARTS OF JAPAN.
段々リビングの家
2013年12月21日

敷地は岐阜県岐阜市。RC4階建てのリノベーション。
もともと事務所兼住宅であった建物を購入しリフォームをして暮らしていた。
奥行きが深く、4層ともあって南に開口部はあるものの、ほとんどの部屋には
太陽の日差しが入ってこず、RCのマイナスイメージである寒くて暗い家そのもの
であった。クライアントはそう言ったイメージを強く持ち一時はこの家を手放し
近くに土地を購入し新築で計画することも考えていた。しかし、4階建てのヴォリューム
はこの周辺では魅力的であり、何とかこの家で快適に暮らすことは出来ないかと
望んでいた。要望は「電気を付けなくても明るく、家族を感じれる家」それと「家にいるのが楽しいんだと思える家」であった。
まず現況建物の調査から始まった。
RC造のため、当時の構造計算書をもとに検討を重ねひとつの見解に辿り着く。
現況柱や梁に出来るだけ負担がかからないように建物荷重を出来る限り減らしつつ
必要な箇所に必要な耐力の壁を増設し強度を上げることであった。
次に、4層ともなると上下の繋がりが層で遮断され家族を感じ光を取り込む事が難しいため、一部の床を撤去し吹抜空間を作る事を考えた。床スラブを撤去することで荷重を減らすことも兼ねている。その吹抜空間にはリビングの幅と同じ幅の大きな階段を設置し暮らしの中で自然と上下の動きや繋がりが生まれること考えた。
大きな階段は南の開口部から太陽の日差しを取り込んでくれる。
太陽の光でいっぱいの段々リビングには自然と家族が集まる。
「寒くて暗い家」が「明るく楽しい家」に生まれ変わった瞬間であった。


■建築地  :岐阜県岐阜市
■用途   :住宅(リノベーション)
■構造・規模:RC造4階建て
■敷地面積 :117.36 m2
■延べ床面積:258.41 m2
■1階床面積 : 52.45 m2
■2階床面積 : 89.44 m2
■3階床面積 : 74.25 m2
■4階床面積 : 42.27 m2
■撮影   :藤田一弥