container design
ギャラリー
HERE ARE THE ARCHITECTURAL WORKS DESIGNED BY
CONTAINER DESIGN TAKANOBU KISHIMOTO
IN MANY PARTS OF JAPAN.
銀黒屋根の家
2015年05月21日

実家の敷地内を住処としたクライアント。敷地は大阪府泉佐野市、東には佐野川を望む。
敷地は道路より1mほどさがり、その高低差と実家との距離感をクライアントは気にしていた。
車のアプローチ、また御主人の趣味であるバイクや自転車などがスムーズにアプローチできるよう
玄関と駐車場は道路レベルに合わせるよう考えた、また家はレベルを上げてしまうと川との高さがでて
しまう、せっかくの立地を生かすため現況の地盤レベルから計画する事とした。
そうすると嵩上げした駐車場が実家との間に高低差を生み、お互いの視線のズレを作り、また玄関から
東を向き階段を数段下りて家の中へアプローチするため、川の土手を下りて行くイメージを彷彿させてくれる。
家は南北に長く川と平行するように計画した。川側には大きな開口を設け、幅いっぱいの縁側を計画した。
リビングから大開口を通して縁側へと続く、クライアントのもう一つの要望である「広々としたリビング」となった。
また、東へ向けての大きな片流れの屋根の軒先は縁側からの高さを1500に抑え、視線を川の方へ自然と導く操作としている。
道路の高さや川との関係を生活の自然な動きから高さ関係を導き、それが実家との程良い距離感を作り高低差を気にせず
暮らせる家となった。


■建築地  :大阪府泉佐野市
■用途   :住宅
■構造・規模:木造2階建て
■敷地面積 :204.14 m2
■建築面積 :114.13 m2
■延べ床面積:114.33 m2
■1階床面積 : 81.14 m2
■2階床面積 : 33.19 m2
■撮影   :冨田英次

箱めがね
2015年03月21日

敷地は徳島県徳島市。木造2階建てのリノベーション。
海外に暮らしていた頃の家が暖房設備が整っており、とても
暖かく快適に暮らしていたと言うクライアント。
海外生活が終わり、もともと住んでいた日本の家に帰って来た際
日本の家の冬の寒さに驚いたそう。また、夫婦二人の生活になり暮らしの変化や
明るさ風通しなどが気になり今回のリノベーションに至った。
敷地は北東の角地に面し、朝日がとても気持ちよく入り明るい家になるには好条件であった。
また北東角の道向かいには桜の木が立派に立ち、この住宅地に住む行き交う人々を出迎えてくれている。
リノベーションの際、キーポイントになるのは構造である。極力現状の構造は触らずにバランスよく構造耐力を
増していくのが理想的でもある。現状を保ちつつ暮らしを変える。
そこでふと頭に過ったのが「箱めがね」である。海や川、いつも見ている何ともない風景。
それが箱めがねを通す事で水面からは想像も付かない水中の世界が広がって行く。
ひとつの要素によって、全然違う世界が見えてくる。
現況の家の北東と南の2箇所に箱めがねを彷彿させる木の箱とガラスの窓を挿入した。
その際、現状の構造となる壁や柱は現状の位置のままで考えた。
すると太陽の光を家の内部に導く筒となり、筒状の箱はそのまま構造の耐力壁と水平の耐力床となる。
また1階と2階をつなげる吹抜け空間を作りだし広々とした空間となった。
その吹抜け部には蓄熱暖房器を設置し、家全体を暖かくしてくれる。
箱めがねは景色も切り取り、食卓からは北東の桜の木を望むことができる。
「箱めがね」と言うひとつの要素を組込むことで、今までとは違う環境を作り出すことができた。


■建築地  :徳島県徳島市
■用途   :住宅(リノベーション)
■構造・規模:木造2階建て
■敷地面積 :138.18 m2
■延べ床面積:102.84 m2
■1階床面積 : 58.58 m2
■2階床面積 : 44.26 m2
■撮影   :富田英次

下松の中庭
2014年11月11日

実家の敷地内を住処としたクライアント。敷地は山口県下松市、交通量の多い県道に面している。
道路から40mほど奥に実家が建ち、その道路側が計画地となる。
クライアントの主な要望は実家と繋がるイメージにと言う事と子供たちが家の中でも外でも走り回れるようにと
の2点であった。
敷地は駐車場や畑などに使われており、道路側にブロック塀はあるものの門は無く、間口が県道に
開かれた印象が強く、子供たちがここで遊ぶには危険に思えた。
それと北西奥に実家が建ち、その東側は手入れの施された気持ちよさそうな庭が広がる。
瓦屋根がこちらを向き、木製玄関戸に大きな暖簾、とても雰囲気の良い建ち方であった。
両世帯の必要な駐車台数と実家の建ち位置、道路との関係を考えた結果、道路から実家の建ち方が見える
配置にした方が良いと感じ、またそうする事で新しく建つ家が南東の道路側に寄るため
道路からのアプローチを止める門塀の役割を持たせれないかと考えた。
建ち方は屋根を大きく見せる、実家のオマージュとした。
実家側に大きな開口を持たせる事で暮らしの方向性を実家の庭に意識付かせ、庭と家の間を行き来し子供たちが
道路の方へ行かないよう考えた。また家の中に暮らしの意識を付かせるために家の中に外のような空間を設ける事で
雨の日でも外のように走り回れる中庭の部屋が家の中に現れた。
実家の庭への意識、中庭への意識、この2つの暮らしの意識付けによって、道路への方向性を無くなり
実家と繋がる子供たちが安心して走り回れる家がここに計画された。


■建築地  :山口県下松市
■用途   :住宅
■構造・規模:木造2階建て
■敷地面積 :386.62 m2
■建築面積 : 72.04 m2
■延べ床面積:104.17 m2
■1階床面積 : 72.04 m2
■2階床面積 : 32.13 m2
■撮影   :冨田英次

つるぎ町の家
2014年10月21日

二層うだつの町並みから50mほど西に入った住宅地の中につるぎ町の家は計画された。
計画地のすぐ隣にはつるぎ町指定有形文化財である旧永井家庄屋屋敷があり住宅地の中で
ありながらとても静かな佇まいを見せている。
しっくい壁に杉板といった情緒ある街並み、その環境に馴染むよう切妻屋根の家を高さを変えて
二棟並ぶように配置。外壁はしっくい塗りと杉板貼。
昔ながらの街並み、道路沿いには連棟に連なる家々、ぽつりぽつりとその隙間隙間に路地がある。
道路より母屋の横を抜けて家に帰る。
狭い路地を抜けて広がる庭をイメージしその二棟は敷地に対して対角に配置。
その間を土間リビングが繋げてくれる。ガラスに囲まれた土間リビングは
二棟をつなぐ役割の他に表の庭と裏の庭をつなげる役割を持つ。路地裏に入った感覚でありながら
開放的に広がる庭。外的な内空間を持つ土間リビングは伝統ある街並みの中、新しい路地裏空間の可能性
を見せてくれた。


■建築地  :徳島県美馬郡つるぎ町
■用途   :住宅
■構造・規模:木造2階建て
■敷地面積 :512.57 m2
■建築面積 :111.76 m2
■延べ床面積:139.02 m2
■1階床面積 :115.84 m2
■2階床面積 : 23.18 m2
■撮影   :冨田英次

3つの屋根の家
2014年09月09日

東側隣地に対して配慮すること、車を周囲から見えないところに停めること、趣味の部屋が必要なこと
子供の勉強する場所はリビングから見えること、プライバシーを守りつつ家の中は明るく開放的なことなどなど・・・
といろいろなことがこの家族にはある。これは特別ではなく、どの家族にもあてはまること。
そんないろいろなことを整理すると、家の機能が次の3つに分けられる、家族が個々で使う場所、家族が集まる場所
、家族全員が使う場所。それぞれを敷地に対して西から間を持たせながら並べていく。
東側隣地に配慮し西から東に段々と高さを低くし屋根勾配を変える事で、朝日が各スペースへと届くようになり、
また間からは南の日差しが差し込むよう考えた。
個々で使う場所は主に個室であったり趣味の部屋、集まる場所はリビング、全員で使う場所は衣類収納や水廻りとなる、
その3つの間にはそれらの共有となる場所である玄関や子供の勉強スペース、食卓を配置する。
生活の動線の中で共有部分を介して家族が集まったり、離れたりする。
またその間にはウッドデッキや駐車スペースと言う外部空間を取り込むことで3つのヴォリューム間に外との繋がりを持たせた、
その繋がりは時にひとつの大きなワンルームにも感じさせてくれる。
3つの屋根に囲まれた家は周囲からの視線を気にせず明るく開放的で時には個々で楽しみ、時には家族みんなでワンルーム的に
楽しめる家となった。


■建築地  :兵庫県姫路市
■用途   :住宅
■構造・規模:木造2階建て
■敷地面積 :292.26 m2
■建築面積 :106.61 m2
■延べ床面積:144.29 m2
■1階床面積 :105.37 m2
■2階床面積 : 38.92 m2
■撮影   :冨田英次

光善寺の家
2014年06月02日

敷地は大阪府枚方市、山を造成した分譲地内にあり道路から駐車スペース1台分はフラットで
進入できるが宅盤自体はそこから2m弱上がる、またその1/3は竹藪の斜面地となり高低差は3m
ほどあった。

まず考えたのは高低差を感じずに家へと入り、斜面を生かして伸びやかな空間を作る事であった。
玄関を宅盤より1mほど掘り下げ駐車スペースから階段ではなくスロープでアプローチできる高さとした。
次に宅盤の1/3を占める斜面を有効利用する為に敷地中央付近に斜面なりに階段を設け、その途中に斜面を削らずに済む高さで
スペースを考えた。斜面への安全性も兼ねている。
宅盤と道路との間の高さ、宅盤の高さ、斜面なりにできた途中の高さと大きく3っの高さがこの敷地に生まれた。
通常の階高の半分ほどからなる高さの差は、この3つの高さからなる2層の空間を緩やかに繋げてくれる。
それぞれのスペースの間仕切りは最小限に抑え、伸びやかに広がる大きなワンルームを高さの違いでスペースを区別する。
いろんな高さで家族が集まり離れたり、いろんなシーンに合わせて空間を楽しく使える、また常に家族を意識しあえる空間は家族に安心感を与える。

クライアントの望む、家族が安心して暮らせること、またこの土地の特性を生かし家にいることが楽しくなる家となった。


■建築地  :大阪府枚方市
■用途   :住宅
■構造・規模:木造2階建て
■敷地面積 :129.11 m2
■建築面積 : 64.50 m2
■延べ床面積: 86.64 m2
■1階床面積 : 34.33 m2
■2階床面積 : 52.31 m2
■撮影   :冨田英次

sophia philein 1st collection -所作- @神戸
2014年05月08日

ゆるギャラリー「コンテナノハコ」にて

”sophia philein  1st collection  -所作- @神戸 ” を開催いたします。

2014年3月 東京 南青山で大盛況だったsophia phileinさんの期間限定SHOPになります。

 

sophia phileinとは 哲学(philosophia)の語源からとった名前です。

希: philein(愛する)と希: sophia(知恵、知、智)が結び合わさったものであるので、

「知を愛する」「智を愛する」という意味が込められています。

英知を愛するいきかた、モノを愛でるひとときを暮らしに。

そんな想いを込めてつけました。

暮らしとは、私たちの日々の選択が重なり合って出来上がる

ひとつひとつの、いのちの現象。

いのちとは、ただ息をすることではなく、

選ばなかった現象さえも愛すること。

わたしたちの生きざまは 暮らしにあらわれ、暮らしは 生き方を映す鏡です。

暮らしに溢れるモノたちは、選択されただけでは いのちを持たず、

いのちを吹き込むのは、わたしたちの「いきること」「暮らすこと」への

ちいさな意識だけなのです。

あなたを、今より少しだけ

いきていることが、 暮らすということが

特別なものになることが出来るように。

sophia philein(ソフィア・フィレイン)は

いきかた を提供する場所でありたいとおもいます。

sophia philein consept

「 暮らしに良質なショックを。生き方にちいさな爆弾を。」

※sophia philein webサイトより

sophia philein  1st collection  -所作- @神戸

5/9(fri)~5/11(sun)
13:00~18:00

プラットホーム
2014年04月28日

敷地は兵庫県高砂市、現地を見に行くとそこには電車の車両が置かれていた。
聞くとクライアントが子供の頃から置かれており、地域住民の憩いの場として開放
されていたと言う。当初、この電車は撤去し広く敷地を使い新築する予定であった。
車両の中を拝見させていただくと、新聞記事のスクラップに感謝状などこの電車が
地域に貢献し住民から親しまれていたことが伝わってきた。
そこで、このまま撤去するよりも新しく次はこの家族のために残すことを提案する事にした。
まさにそれは今にも動き出しそうな、横に新しく建つ家は駅のプラットホームを彷彿させるイメージで
金属質の屋根と壁を強調し片持ちの片流れの屋根とした。
電車のフロアレベルに合わせた犬走は基礎コンクリートを立ち上げ片持ちスラブに。
そこは要望にあった暖炉の薪置き場と通路を兼用し電車と繋がる事を考えた。
車両に面した北側は全面開口とし暮らしに電車を密接させた、またそれは一日中安定した明るさを供給してくれる。
電車にプラットホーム、暮らしとはかけ離れたツールではあるがここではそれが新しい住まいのカタチとして
暮らしに密接したものとなっている。


■建築地  :兵庫県高砂市
■用途   :住宅
■構造・規模:木造平屋建て
■敷地面積 :236.56 m2
■建築面積 : 86.77 m2
■延べ床面積: 74.93 m2
■1階床面積 : 69.97 m2
■ロフト : 4.96 m2
■撮影   :冨田英次

Sesay bridal wear Japan – the 3rd Anniversary
2014年04月25日

ゆるギャラリー「コンテナノハコ」にて

”Sesay bridal wear Japan – the 3rd Anniversary” を開催いたします。

オリジナルブライダルウェアや雑貨の期間
限定ショップ・受注会となっております。

※作品の展示やヘッドドレス・ブライダル小物、シルク・レースなどの端切れ、ヴィンテージレース・ボタンなどの販売も行います。

Sesay bridal wear Japan – the 3rd Anniversary

4/28(mon)~5/6(tue)
12:00~18:00

※ closed 5/2(fri)

 

詳しくはこちらを御覧ください>>>Sesay bridal wear Japan

『KACHIRI』 Exhibition 2014 spring
2014年04月05日

ゆるギャラリー「コンテナノハコ」にて

”『KACHIRI』 Exhibition 2014 spring” を開催いたします。

 

アフリカ好きな3人が作り上げる世界。
*ContanT(africa+hippie=afrippie)>>>
*Aion(革作品)
*心心(アクセサリー)>>>

『KACHIRI』 Exhibition 2014 spring

4/19(sat)~25(fri)
12:00~20:00

(Last day ~17:00)

○Welcome Party 4/20(sun)14:00~16:00

Workshop

○ContanT 4/21(mon) 14:00~16:00

○心心 4/22(tue) 14:00~16:00

○Aion 4/23(wed) 14:00~16:00

詳しくはこちらを御覧ください>>>『KACHIRI』 Exhibition 2014 spring

雑賀町の家
2014年03月18日

敷地は徳島県雑賀町、勝浦川の土手沿いに位置し、田園風景が広がり山々の緑がとても気持ちのイイ場所であった。
クライアントの要望は「景色を見ながら、家族が楽しく暮らす家」。娘さんの「田んぼが海みたいで綺麗!」と言う言葉がとても印象的だった。その海の上に浮かんだリビングで気持ちよく暮らす家族をイメージし、ぐるりリビングの周りにはバルコニーと軒を1820mm跳ねだし水平ラインに景色だけを切り抜いた。足元にはすぐ田んぼが広がる。バルコニーに腰を掛け、足をバタバタしたり、ぐるぐるとリビングの周りを駆け回ったり。日の出から日の入りまで時間の経過と共に太陽の日差しが差し込むリビングではゆったりとした時間が流れる。リビングの周りを360°ぐるりと囲うバルコニーは、景色を家に取り込み、家族に楽しい時間をもたらしてくれる。


■建築地  :徳島県徳島市
■用途   :住宅
■構造・規模:1階RC造+2階木造
■敷地面積 :739.88 m2
■建築面積 : 77.74 m2
■延べ床面積: 99.36 m2
■1階床面積 : 49.68 m2
■2階床面積 : 49.68 m2
■撮影   :冨田英次

ここのまのいえ
2014年02月23日

敷地は京都府舞鶴市、日射所得の少ない日本海側に位置する。クライアントの「数少ない晴れの日に晴れを感じ、明るく心地いい家にして欲しい」と言う言葉が印象的だった。
そこで頭に過ったのが、日本人が一番心地いいと感じる広さ3間×3間の真四角「九間(ここのま)」に外部を取り込むことである。敷地全体に3間の半分の1.5間のグリッドを落としこむ、家の中となる要素を縫うようにS字に配置し残りの部分は家の外となる為S字の内側には中庭的な外部空間が現れる、そこには南からの太陽の陽射しが差し込む。
1グリッドは1.5間×1.5間の真四角。それが4つ集まれば九間となる。
暮らしの中で、家の中と外を交互に感じ、南から北への片流れの屋根は南からの太陽の陽射しを自然に取り込み、立体的に空間を繋げる。自分だけの九間を好きな組み合わせで感じることができる光溢れる心地いい家となった。


■建築地  :京都府舞鶴市
■用途   :住宅
■構造・規模:木造2階建て
■敷地面積 :167.08 m2
■建築面積 : 93.57 m2
■延べ床面積:113.03 m2
■1階床面積 : 87.36 m2
■2階床面積 : 25.67 m2
■撮影   :冨田英次